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ペルソナ5ザロイヤル クリア感想(ネタバレたくさんある)

ペルソナ5ザロイヤル(以下P5R)クリアしました!

11月24日にクリアしてそこから一週間ずっと体調が悪い。本当にとてもつらい。

以下ネタバレ盛りだくさんの感想です。主に追加要素の明智周りの感想になります。私は明智くんが好きで、主人公とのカップリングが好きな腐女子です。

10月31日の発売日以降本当にTwitterでずっと明智の話しかしてなくてめっちゃ気持ち悪い、そんなツイートをまとめた感じになります。

 

 ・明智とのビリヤード。途中からぺごくんが年下だからと手加減して利き手(左手)と逆の手でやられてなお勝つ明智、右手も箸持つくらいは出来るということで、右手に矯正されたりしたんかな…とか思った。左利きあるあるらしい。

・出会ってすぐの頃はおねえさんみがある

明智母、獅童と関係している未婚の女というのでおおよそ察しはつくけど、水商売してて、家に客を呼ぶタイプで、その間明智少年は銭湯に行ってたとかいう明智コープの話、いともたやすく死んでしまった

・ここからは妄想だけど、親戚を転々としている間、母親が娼婦だとかなんだとか言われることもあっただろうし、その息子ってことで軽く扱われたり、その…その子どもも同じような扱いしていいだろとかろくでもない母親と同じだなwとかそういうこともあったんだろうな…と思ってしまった。どこに行っても歓迎されない、望まれない…と言うからには虐待もあっただろうけど、性虐待もありそう。はあ~…

・それでもお母さんのことは恨んでないし愛情を受けたり与えたりしていたんだろうな。P5AのOVA「Proof of Justice」で「僕がヒーローの真似事をすると、あの人が喜んでくれた」と言っていたし。だからこそ…恨むべき対象が両親ではなく父親だけだったからこそ、ああなったんだろうな…

明智もぺごくんも獅童の身勝手に人生を左右されたいわば同士的なところがあり、明智もそれを感じていたのだろうが、ぺごくんはそれに囚われず留まらず自由に生きてるのに対し、明智はずっと囚われ続けて明智の人生のテーマそのものになっちゃってるから、そりゃぺごくんのことムカつくよねっていうか、嫉妬するっていうか

・夏休みにぺごくんを誘って特に他にも誰か呼ぶ?とかなく二人きりで水族館に行く主明 is 何?デートじゃん(デートだよ)

明智が勝手にテメーの話をしてくるのは無印でもそうだったんだけど、同じくらいぺごくんのことも聞いてきて、理解と共感を深め合っている…

OVAをRクリア後に見てやっと知ったんですけどジャズクラブとかビリヤードとかガンナバウト勝負とかチェスとか全部アニメからの逆輸入っていうかもしかしたら当初からそういう想定だった?無印の…無印の時点で入れとけーーーーッ!!!!

・「…原因があるとすれば母を捨てたクズな親父の方だ。」ここ、あの男でもなく父親でもなく親父って言い方とクズって言い方、かなり素が出てて、やっぱぺごくんと過ごしている間、全部が全部嘘だったわけじゃないというか、どっちかというと本音の方が多かったのかなという気がする…

・熱湯対決とか着替えも競争とか、ぺごくんといるときの明智は本当に子どもっぽい。普段大人ぶってるのにいちいちぺごくんに張り合ってくる幼さが、アンバランスな成長の仕方を窺わせる…

・推しカプ贔屓こみこみなのは重々理解のうえで、明智コープって他のコープとはちょっと毛色が違うなと思った。他のコープは、取引ではあるんだけど、どれも主人公によるカウンセリングみたいな面があって、主人公が困っている仲間や協力者を助ける構図なんだけど、明智コープは、明智の髪をぐしゃぐしゃして眼鏡かけさせて記念撮影すればよかった(笑)とか、ビリヤードで手抜きされてムッとしたりとか、銭湯で身の上話を打ち明け合ったりとか、ジャズクラブで語り合ったり、水族館に行ったり…。なんだか年相応に楽しそうで、普通に二人で遊んでて。明智が自身の不遇を語るのも、それで同情するとか相談に乗るとかではなく、ただ理解を深め合うだけだし。明智はぺごくんに理解されたい欲求は強いけど、憐れまれたくはないんだよね。張り合う相手だから。対等な関係だから。だから他のコープみたいに、主人公が手を差し伸べるということはない。そのことが、ぺごくんを普通の17歳にしてくれているようで、すごくよかった。

明智コープ6→7。「いっそ君がこっちに来るってのは?…今の仲間を捨ててさ。」に対し

>考えておく

「へえ、考えてはくれるんだ?…でも、そういうその場限りの情はやめた方がいい。出来もしない約束はするものじゃないよ。とは言え、今の僕らは協力関係だ。この作戦中はちゃんと手を貸すから。」

明智は好敵手だ

「フフ、君って本当に面白いよ。同意だね、僕らにはなれ合いより対等な関係こそふさわしい。…たとえこの先、何があろうともだ。それだけのことを言ったんだから、逃げないでよ?」

その後電話で「…だからこそ、もしも君が自分を曲げたりしたら絶対に赦さないよ。だって、僕が負けたくないのは「君」なんだから。…なんてね。じゃ、もう切るから。おやすみ。」

加入後の明智コープはほんとかなりぺごくんに素を出しちゃってるなあ…はあ…(愛しさ)。双葉の母も春の父も殺している、仲間の仇である(とこの時点で分かっている時間軸も多い)のに、今の仲間を捨てて…なんて選べるわけない。けど、(生半可な返事はできない…)から、「考えておく」も決して明智をおちょくっているわけではなさそう。本当に、叶うなら、ずっと近くで競い合っていたかったんだろうな…

明智コープやってて思ったのは、明智って意外とちゃんと(?)獅童の行いによる被害者意識があるんだなってこと。いや被害者意識はあるだろうけど(そうでなきゃ復讐に走らないよね)、プライド高いからそれを認めたくないかと思ってた。

・そして明智コープ7→8…これはもう…語る必要もないというか…「僕は君が嫌いだ」、告白だ…って思っちゃったよ…。ぺごくんが明智にとっての特別中の特別なんだなっていうのが、機関室前からこんなにも…。明智、むしゃくしゃするとか癪に障るとか負けたくないとかムカつくとか、そういうのぜーんぶひっくるめて「嫌い」としか認識できないんだろうなあ。嫌いな人間とは一秒も話したくないですよ私は…。嫌いな人間と話して面白いとか楽しいとか一切思わないよ。声すら煩わしいわ。だから嫌い、って一言で表現できる感情ではないはずなんだけど、それ以外に表現を持たないんだなきっと…。頼られたい、必要とされたい、ってシーンがあったけど、それもとどのつまり「寂しい」「愛されたい」なんだろうし、つくづく自分の感情を言語化するのが苦手な子なんだな…

・機関室のイベントを見て、改めてこの一連の明智本当にキツいなと思った。双葉や春にすら同情されて惨めで…それでももう今更何を言われたところで止まることなんてできないんだよ…。だってそうしたら、今までの自分はなんだったの?なんにもない…獅童からの評価を得られないことももう分かってて、なんにも残らない…だからせめてジョーカーに勝つ、もうそれしか自分の中の評価軸が残ってなくてそれでしか自分で自分の価値を認めることができない。理性も論理もなくて無茶苦茶で破綻してて壊れてて、それが自分でも分かってるから、「一緒に」壊れちまおうぜって言ってくる。仲間、居場所、本当は欲しかったのに自分は得られなかったものをすべて持っているジョーカー、けどそれを認めると自分すら自分を否定することになる。完全に行き詰っている。怪盗団、またみんな基本的に人がいいからつらいんだよな。もっとこう、お前のせいで~!って憎んで恨んでくれたら、明智もここまで惨めに、虚無に焦燥することもなかったかもしれない。けどその感情は獅童に向けられていて、それすら獅童に奪われて、本当に自分には何もなくて。

明智も罰を受けるべきだけど、せめて獅童だけは自分の手で決着つけさせてやりたかった、本当に…。だから竜司や杏が誘ってくれてうれしかったのに、ほんとに残酷というかむごい…

・無印と大きく変わったところがこのイベントの最後「この期に及んでそれを言う?全く君ってヤツは、本当に…」なんだけど、自分に精神暴走をかけるまで追い詰められて壊れる寸前だった明智が、ジョーカーに決闘の約束の話をされて、最期の最後に、ぺごくんとくだらないことで競い合ってたときの明智吾郎に戻るんだ…。三学期の展開にしても、ぺごくんとの「約束」こそが、明智を繋ぎとめる鍵なんだな…。ぺごくんが自分との決闘の約束をちゃんと受け止めて覚えていて、生きて帰ってこいというのを「約束を果たせor手袋は預かっておく」という言葉で伝えて、それだけでなんにもなくはなかったんだって。ぺごくんと語り合って得たものは、何にも囚われない明智だけの…大切なものなんだって…

明智死亡後の夜のぺごくん、めちゃくちゃ明智のこと考えてるんだよな。(明智は、どうなったのだろう…シャッターの向こうで銃声がした後、残った反応はなかったはずだ…もう会うことはないのだろうか?)会いたいのか…うう…

>忘れよう

>約束を果たしたい

約束を果たしたい⇒(明智とは再戦の約束が残っている…負けたまま終わるのは、誰より明智が一番嫌なはずだ。)明智のことを「理解っている」という自信がある

 

この先は12/24より後、三学期の内容になるので一応追記で…

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